インターネット放送局VJ道場 明日のビデオジャーナリストたちがお届けするビデオレポート
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2006年06月30日

VJ道場 取材倫理規定

(目的)
 VJ道場に所属する記者は、誠意を持って取材にあたり、信頼のおける情報を提供できるよう努めねばならない。信頼に値する情報を発信するためには、報道機関としての倫理基準を明確にする必要がある。上記の目的を達成するため、VJ道場に所属する記者は以下のルールを遵守することを誓約する。


(取材)

 一.積極的に利益相反を回避しなければならない。原則として、取材対象者との間で金品の授受を禁ずる。

 二.取材対象者には、VJ道場のウェブサイトでの公開を前提とすること、一般的なジャーナリズムのルールに基づいた取材であることを説明した上で、取材の同意を得なければいけない。

 三.取材対象者あるいは第三者から、公開前の映像・構成などリポート内容のチェックを原則として受けない。またリポートの内容に関する要求には原則として応じないこと。(ただし、VJ道場の塾生は勉強中の身であることから、事実関係の確認の範囲内の事前視聴は認められる。)

 四.取材対象者あるいは第三者に対して、公正な取材と正確な記事を書くこと以上の約束をしない。何らかの条件をつけられた場合、安易に受け入れずに、編集責任者に相談すること。

 五.取材対象者の意見や要望には真摯に対応しなければならない。ただし、それを受け入れるか否かは、報道の責務と公共性の観点から判断する。

 六.VJ道場は広報機関ではない。報道と報道人となるための勉強を目的とする機関である。

 七.未成年者など取材を受けることの判断能力が乏しいと思われる対象者への取材に際しては、保護者などの同意を得ること。

 八.記事や企画全容の盗用をしないこと。

 九.外部から提供を受けた写真や映像は、必ず提供元を明示すること。

 十.公共の場における撮影は、撮影をしていることを周囲から見て明確にすること。

 十一.私有地に入る必要がある場合は、事前に所有者の承諾を得ること。

 十二.取材はオンカメ、オフカメを問わず、必ず事前に相手の承諾を得て行うこと。ただし、公人が説明責任を果たそうとしない場合はこの限りではない。

 十三.取材並びに撮影の開始、終了を取材対象者に明示すること。


(情報の管理)

 十四.取材で知りえた情報を報道以外の目的で公開、漏洩、利用しないこと。

 十五.取材テープやリポートに関する資料が流出することがないよう、映像素材や取材メモは、各自の責任において厳重に管理すること。尚、公開後のテープや公開を断念したリポートの素材は、VJ道場の責任において管理すること。


(個人情報)

 十六.個人情報の取り扱いには細心の注意を払うこと。個人情報とは氏名、住所、電話番号、Eメールアドレス等により、特定の個人を識別することができる情報をいう。

 十七.取材で入手した個人情報は、漏洩、改ざん、紛失などがないよう細心の注意を払うこと。

 十八.取材で入手した個人情報に関して、本人より変更や訂正などの要望があった場合は、合理的な範囲で必要な対応をすること。


(公開期間)

 十九.公開期間は原則無期限とすること。ただし、サーバーの容量の制約などから公開を中断する場合、また、取材対象者から状況の変化など合理的な理由で公開の中止を要請された場合は、誠実に対応すること。


(報告義務)

 二十.万が一、以上の事項に違反した場合、もしくは違反する恐れが生じた場合は、直ちにその旨を編集責任者に報告し、指示を仰ぐこと。


平成二十年十一月四日